10万のギター いくらで売れる

昔買った10万のギター、今いくら で売れる?>」
そう思っていませんか?

もしかしたら、その一本、あなたの想像を超える価値を秘めているかもしれません。
特に、かつて手に入れたジャパンヴィンテージのギターは、近年国内外で驚くほどの高値で取引されています。
安価だったはずのその愛機が、なぜ今、コレクター垂涎の的となっているのか?
あなたのギターの隠れた「お宝度」を見極めるためのヒントをお伝えします。

昔10万円程度で買えたギターとは

10万で買えたギター

2000年代前半~中盤位に10万円~15万円程度で購入できたギターのモデルとして、具体的に挙げられるものをできるだけ多くリストアップしてみます。
主にエレキギターを中心に、当時のカタログ価格や市場動向から判断しています。

Fender Japan(現:Fender Made in Japan)

  • ST62-80TX(ストラトキャスター)
    実売は10万円前後。
    ほかにもST-57、ST-62、TL-52、TL-62などリイシューモデルがこの価格帯に多数存在。

Tokai(東海楽器)

  • AST-80、AST-100シリーズ(ストラトタイプ)
  • LS-80、LS-100シリーズ(レスポールタイプ)

いずれも10万円~15万円前後で新品購入可能だった。

Greco

  • EG-800、EG-1000シリーズ(レスポールタイプ)
  • SE-800、SE-1000シリーズ(ストラトタイプ)

いずれも当時10万円前後で販売。

Burny(フェルナンデス)

  • RLG-80、RLG-100シリーズ(レスポールタイプ)
  • RSA-100、RSA-120(ES-335タイプ)

こちらも10万円台前半で流通していた。

YAMAHA

  • SG-1000、SG-1500(SGシリーズ)
  • SA-1000、SA-1200(セミアコ)

いずれも10~15万円前後で新品・中古ともに購入できた時代。

Aria Pro II

  • PE-1000、PE-1500シリーズ(オリジナルシェイプ)

10万円台前半で販売されていた。

Epiphone Japan(国産期)

  • Les Paul Standard/Japanモデル
  • Casino/Japanモデル

いずれも10万円台で購入可能だった。

Morris、Kawai(エレキギター部門)

一部の上位モデルが10万円以上で販売されていた。

このほかにも、Orville by Gibson(レスポール、SGなど)やFender Japanのシグネチャーモデルの一部(標準モデルよりやや高価)、Ibanezの一部Prestigeシリーズ(国産上位機種)などもこの価格帯に該当します。
なお、20年前の新品定価はカタログ価格から2割程度値引きされるのが一般的だったため、実際の購入価格は10万~15万円に収まるモデルが多く存在しました。
ただし、今の中古市場では、これらのモデルが現在は大きく値上がりしていることも少なくありません。

昔買った10万のギターは今いくらで売れる?

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10万のギター いくらで売れる
昔10万円でご購入されたギターですね。
大切なギターがいくらで売れるのか?
気になりますよね。

【結論】10万のギターの買取価格の目安は「3万円~6万円」

まず結論からお伝えすると、10万円で購入したギターの買取価格は一般的な中古品で「購入価格の30%~60%」が一つの目安とされています。
つまり、10万円のギターなた売れるのは3万円~6万円程度が相場観となります。

ただし、これはあくまで一般的な目安です。
お持ちのギターが人気ブランドの希少なモデルで、新品同様の状態であれば6万円以上になることもあります。
しかし、逆に傷が多く、演奏に支障がある場合は1万円以下、あるいは買取不可となるケースも十分に考えられます。

例えば、日本製やEpiphone、Squierなど10万円前後のギターの場合、買取相場は2万円~5万円程度が一般的です。
Epiphoneは最大で4万円前後、YAMAHAのミドルクラスも2~4万円程度が多いです。

昔の購入価格は10万円を少し超えますが、FenderやGibsonの廉価モデル(メキシコ製やエントリークラス)もこの範疇に入るでしょう。
Fenderの日本製・メキシコ製ストラトキャスターやテレキャスターは、状態が良ければ3万円~8万円程度が目安です。
Gibsonの廉価モデル(例:Les Paul Studioなど)は、状態や年式によりますが4万円~10万円程度のケースもあります。

10万円ギターの買取価格が決まる「4つの重要ポイント」

ギターの買取価格は、決して「元の購入価格」だけで決まるわけではありません。
主に以下の4つの要素が複雑に絡み合って、最終的な査定額が算出されます。

① ギターの「ブランド」と「モデル」が持つ市場価値

最も重要なのが、そのギターが市場でどれだけ求められているか、つまり「人気」と「需要」です。

10万のギターでも高値が期待できる例
  • 定番ブランドの人気モデル
    Gibson(ギブソン)のレスポール、Fender(フェンダー)のストラトキャスターやテレキャスターなどは、いつの時代も需要が安定しているため、高価買取が期待できます。
  • 有名アーティストの使用モデル
    プロのミュージシャンが使用したことで人気が出たモデルや、シグネチャーモデルは価値が上がりやすい傾向にあります。
  • 生産完了品や限定モデル
    今はもう手に入らない希少なモデルは、プレミアがつくことがあります。

価格が伸び悩む例
  • たとえ10万円で購入したギターでも、市場での知名度が低いブランドや、初心者向けセットで販売されていたモデルなどは、需要が限られるため、買取価格は低くなる傾向があります。 



GibsonやFenderのUSA製は新品で20万円以上が一般的で、10万円で買えるモデルは廉価ラインや中古品が中心です。
廉価ブランドやエントリーモデルは中古市場での需要が限られるため、買取価格も低めに設定されます。

② ギターの「状態(コンディション)」

次に重要なのが、ギター本体の状態です。
査定士は「次に買う人が気持ちよく使えるか」という視点で、細かくチェックします。

高額査定につながるポイント 減額の大きな要因
【外観】 傷や打痕が少なく、塗装にツヤがある 目立つ大きな傷、塗装の剥がれ、日焼け
【ネック】 反りがなく真っ直ぐ 大きく反っている、またはねじれている
【フレット】 摩耗が少なく、8割以上残っている 著しくすり減っている(要交換レベル)
【電気系統】 音出しに問題なく、ノイズやガリがない 音が出ない、ボリューム等にガリがある
【改造】 人気のパーツへの交換など、価値を高める改造 元に戻せない、需要のない改造

特に「ネックの反り」と「フレットの残り」は演奏性に直結するため、査定額に大きく影響します。
修理が必要なほどの状態だと、その修理代が差し引かれる形で査定額が大幅に下がることがあります。
傷やパーツの欠品、オリジナリティの有無も査定額に大きく関わります。

③「付属品」の有無

購入時に付いてきたものは、できるだけ揃えておきましょう。
これらが揃っていることで、「大切に扱われてきたギター」という印象を与え、査定額アップにつながります。

特に重要な付属品
  • 純正ハードケース(ソフトケースよりも高評価)
  • 保証書、取扱説明書
  • 調整用のレンチ、トレモロアームなど

④「市場の動向」と「売却先」

近年の円安や木材価格の高騰により、有名ブランドのギターは新品価格が軒並み上昇しています。
それに伴い、中古市場の価格も上昇傾向にあるため、数年前に購入したギターが意外な高値で売れる可能性もあります。
また、どこに売るかによっても買取価格は大きく変わります。

  • 楽器専門店
    専門知識が豊富で、ギターの価値を正しく評価してくれます。最も安心して任せられる選択肢です。
  • 総合リサイクルショップ
    専門の査定士がいない場合が多く、本来の価値よりも安く買い叩かれてしまうリスクがあります。
  • フリマアプリ/ネットオークション
    中間マージンがないため最も高く売れる可能性がありますが、写真撮影や梱包、発送の手間、購入者とのトラブル対応などを全て自分で行う必要があります。

10万のギターを少しでも高く売るための3つのコツ

査定に出す前に、一手間加えるだけで買取価格がアップする可能性があります。

  1. 徹底的にクリーニングする
    柔らかいクロスでボディ全体の指紋やホコリを拭き取る。
    指板の汚れをレモンオイルなどで清掃する。
    金属パーツのくすみを磨く。
    (※注意:自己流の修理はかえって価値を下げることもあるので、クリーニングに留めましょう)
  2. 付属品をすべて揃える
    ケースや保証書などを探し、ギターと一緒に持ち込みましょう。

意外な高値で売れるジャパンヴィンテージギター

かつて「本家の廉価版」と見なされていた日本のヴィンテージギターが、近年、国内外で予想外の高値で取引されるケースが相次いでいます。
「ジャパンヴィンテージ」と呼ばれるそれらのギターは、一体なぜ、ここまでの評価を得るに至ったのでしょうか。
その隠された魅力と、高値の秘訣を深掘りします。

ジャパンヴィンテージとは? なぜ今、注目されるのか

ジャパンヴィンテージギターとは、主に1970年代後半から1980年代にかけて日本で製造されたエレクトリックギターやベースを指します。
当時、本家フェンダーやギブソンといった海外ブランドのコピーモデルや、独自のブランドで高品質なギターを製造していた日本のメーカーが多数存在しました。

これらのギターが現在、高値で取引されるようになった背景には、いくつかの要因が挙げられます。

  1. 驚異的なコストパフォーマンスと品質
    当時の日本のギターメーカーは、本家を超えるとも言われる高い製造技術と、素材へのこだわりを持っていました。にもかかわらず、本家に比べて圧倒的に安価で販売されていたため、多くのギタリストが「価格以上の価値がある」と感じていたのです。現在では、製造コストの高騰や木材の入手困難さから、当時と同じクオリティのギターを同価格帯で生産することは非常に困難になっています。
  2. 円安の影響と海外からの評価
    近年の急速な円安は、ジャパンヴィンテージギターの価格高騰に拍車をかけています。元々、その品質の高さは海外のギタリストからも一部で高く評価されていましたが、円安によってさらに魅力的な価格で手に入るようになり、爆発的な人気を呼んでいます。特に欧米のコレクターやミュージシャンからの需要が高く、「Made in Japan」の品質が改めて世界的に認められている証拠と言えるでしょう。
  3. 希少性と「枯れた」サウンド
    製造から数十年が経過し、良好なコンディションの個体は年々希少価値が高まっています。また、長年の使用や経年変化によって木材が乾燥し、独特の「枯れた」響きやサスティーンを持つようになることも、ヴィンテージギターならではの魅力です。新品では決して味わえない、深みのある音色は多くのギタリストを魅了しています。

意外な高値で売れるジャパンヴィンテージギターの代表例

では、具体的にどのようなジャパンヴィンテージギターが高値で取引されているのでしょうか。
代表的なブランドとモデルをいくつかご紹介します。

* **Tokai(トーカイ):**
特にレスポールやストラトキャスターのコピーモデルは、「本家を超えた」とまで評されるほどの高い完成度を誇ります。特に「LSシリーズ(レスポール)」や「STシリーズ(ストラトキャスター)」の初期のものは人気が高く、新品価格を大きく上回る価格で取引されることも珍しくありません。

  • Greco(グレコ)
    フェンダーやギブソンのコピーモデルで人気を博しました。特に1970年代後半から80年代前半の「Super Real」や「Mint Collection」といったシリーズは、そのクオリティの高さから高評価を得ています。
  • Fender Japan(フェンダージャパン)初期モデル(JVシリアルなど)
    1982年に設立されたフェンダージャパンの初期に製造されたモデル、特に「JVシリアル」と呼ばれるものは、非常に高い人気を誇ります。当時のフジゲン工場で製造されたこれらのギターは、本家フェンダーが不調だった時期に、本国アメリカのフェンダーよりも高品質だったとまで言われるほどです。現在では30万円を超える価格で取引されることもあります。
  • Other Brands(その他)
    Fernandes(フェルナンデス)、Aria Pro II(アリアプロII)、Yamaha(ヤマハ)など、他にも多くの日本ブランドが高品質なギターを製造していました。特に、それぞれのブランドが独自路線で開発したオリジナルモデルの中には、現在では希少価値が高まり、意外な高値で取引されるものも存在します。例えば、ヤマハのSGシリーズなどは、海外の有名ミュージシャンが使用したことで再評価され、人気が高まっています。

高値で売れる個体を見極めるポイント

もし手元にジャパンヴィンテージギターがあり、その価値を知りたい場合は、以下の点に注目してみましょう。

  • 製造年とシリアルナンバー
    特定の時期に製造されたモデルは特に人気があります。シリアルナンバーから製造年を特定し、その時期のモデルの市場価値を調べてみましょう。
  • オリジナルパーツの有無
    ブリッジ、ペグ、ピックアップなどがオリジナルのままであるほど、コレクターズアイテムとしての価値が高まります。交換されている場合は、価値が下がる可能性があります。
  • コンディション
    いくらヴィンテージといえど、あまりにも傷や損傷がひどいもの、動作不良があるものは価値が下がります。ただし、自然な使用によるウェザーチェック(塗装のひび割れ)などは、むしろ風格として評価されることもあります。
  • レアリティ
    生産本数が少なかったモデルや、特定の期間しか製造されなかった仕様のものは、希少価値が高くなります。
  • 付属品の有無
    当時のオリジナルハードケースや保証書、取扱説明書などが揃っていると、さらに高値で売れる可能性があります。



ジャパンヴィンテージギターは、単なる懐かしの品ではありません。
日本の高い技術力と品質、そして時の経過が織りなす「音の芸術品」として、今まさに再評価の時を迎えています。
もしご自宅に眠っているジャパンヴィンテージギターがあれば、一度その価値を調べてみることをお勧めします。思わぬお宝が発見できるかもしれません。

しかし、このジャパンヴィンテージギターは中古ギターの市場動向に詳しい楽器買取専門店をおすすめです。
セカンドストリートやハードオフなど総合買取店では、このあたりの相場観はあまり熟知していないことが多いkらです。

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まとめ

10万円で買ったギターがいくらで売れるか?
それは、そのギターが持つ「人気」「状態」「希少性」によって大きく変わります。
まずはご自身のギターのブランドとモデル名を確認し、この記事で解説したポイントを踏まえて状態をチェックしてみてください。

正確な価格を知るためには、楽器専門店の査定に出してみるのが一番確実です。
大切なギターが、納得のいく価格で次のオーナーの手に渡ることを願っています。