「ハードオフやセカンドストリートなどでギターを売ると、後から同じモデルが10倍の値段で売られていた」
そんな後悔を生むリスクもゼロではありません。
10年くらい前にハードオフの
ジャンクコーナーで500円で買った
マルハのギターが10万近い値段で
売られている、、。店員はどこのギターか分からず
ジャンクにしたんだろうな。笑笑売った人も査定した店員も
バカだな😤😤 pic.twitter.com/Em3XXfCqKL— yuu(BLACK ON BLACK) (@Black2Yuu) April 28, 2020
centaurハードオフに売った人がいるって事実に驚愕です…たまにマスタービルドなんかも売ってて二度見しちゃいます笑
— ken (@WIM_guitar) July 5, 2020
セカンドストリートが買取金額20%アップキャンペーン中だったので、最近触る機会の少なかったギターとエフェクターを買い取ってもらった💸
キャンペーン適用後でどれも買った時の3-4割の金額。少額商品なのでヤフオク出品とかの手間を考えたら御の字かな。 pic.twitter.com/pkgyvSG3Lq
— hoshino💫 (@hoshino2501) March 8, 2025
実はせか「ハードオフ」や「セカンドストリート」など総合リユースショップでギターを売るのは落とし穴が潜んでいることもあるので気を付けてくださいね、
査定スタッフの知識不足や店舗間の価格差など気付かぬうちに損をしているケースがあるんです。
特に高額ギターほど専門店との比較が命綱です。
この記事では、失敗しないための具体的な対策を解説します。
こんなギターはハードオフやセカンドストリートに売るのはやめとけ
「ハードオフ」やセカンドストリート」など総合リユースショップの特性を踏まえ、楽器買取専門店での売るのが推奨されるギターの特徴を整理します。
①ヴィンテージモデルや限定生産品
1960年代のフェンダーストラトキャスターやギブソン・レスポールの初期モデルなど、歴史的価値のあるギターは専門店でないと真価を評価されません。
特にエレクトリックギターの初期シリアルナンバー付きモデルは、総合店では「古い中古品」扱いされるリスクがあります。
さらに気をつけたいのは、最近「ジャパニーズヴィンテージギター」も人気がある、マニアの間では意外な高値で取引されていますy。
ジャパニーズ・ヴィンテージギターの代表的な具体例
ジャパニーズヴィンテージギターにはたくさんのモデルがあります。
その中の一部として、1970~1980年代に製造され、現在国内外で高評価を受ける日本製ギターの代表モデルを紹介します。
- フェンダージャパン「JVシリーズ」
1982~1984年製造のストラトキャスター/テレキャスターで、シリアルナンバーに「JV」が刻印されたモデル。
米国製と遜色ない品質で、海外コレクターから「隠れた名器」と称される[^3][^7]。 - トーカイ「Love Rock」
1977年発売の「Les Paul Reborn」を経て、1980年代の「Love Rock」へ進化したレスポールコピーモデル。
海外で100万円超の取引例もあり、「日本の職人技術の結晶」と評価されています。 - グレコ「Super Realシリーズ」
1980年代初頭の「Mint Collection」は、ギブソン・レスポールの精密複製で知られています。
フェロモンフィンガーボードを採用したモデルは、経年変化による味わいが特徴です。 - ヤマハ「赤ラベルSGシリーズ
1970年代後半~80年代のSGシリーズで、ヘッドに赤いラベルが貼られたモデル。
バランスの良い音質と頑丈なネック構造が、初心者からプロまで支持されているモデルです。 - フェルナンデス「Revivalシリーズ」
1981年発売の「THE REVIVAL」は、ストラトキャスターの日本独自解釈モデル。
石ロゴ(1970年代後半モデル)は、コレクター間で特に希少価値が高いです。 - アリアプロII「PEシリーズ」
1980年代の「PE(Professional Edition)」**は、シャープなデザインと高品質PUが特徴。
スーパーストラト系モデルは、メタルミュージシャンから支持されています。 - モーリス「Mシリーズ」
1970年代のハンドメイドアコースティックギターで、マーティン製との比較対象になるほどの完成度。
トップ材にスプルースを採用したモデルは、経年による深みのある音が特徴です。 - アイバニーズ「ARシリーズ」
1970年代後半の「Artist」モデルは、ギブソン・ES-335の日本版として開発。
薄型ボディとフルアームアクションがジャズプレイヤーに未だに愛用されています。
これらジャパニーズヴィンテージギターのごく一部です。
もしかしたら、あなたの今のそのギター。
ジャパニーズヴィンテージギターとしての価値があるかもしれません。
ジャパニーズヴィンテージギターの価格傾向と市場動向
ジャパニーズヴィンテージギターは、驚くほどの値段で取引されています。
もちろん買取の場合は、ここまでの高額査定は出ません。
しかし、専門家がフルリペアしたジャパニーズヴィンテージギターはにはあなたが知らない価値があるのです。
- フェンダーJVストラトキャスター
30~50万円(状態良好品) - トーカイLove Rock 1980年製
50~100万円(海外取引例) - グレコMint Collection
20~40万円
特徴的な技術として、ポリエステル塗装**による耐久性向上(フェルナンデス石ロゴ等)や、独自PU設計(アリアPEシリーズ等)が海外から注目されています。
これらのギターは、「本物のヴィンテージには及ばないが、独自の味わいがある」という点で、現代のミュージシャンから再評価されているのです。
②高額なカスタムモデル
過去に一般的に市場に流通していたギターとは別に、カスタムモデルのギターにも意外な価値がつくこともあります・
例えば、「ESPカスタムショップ」や「スギギター」などの完全オーダーメイド品は、総合店では部品価値しか見られない可能性があります。
アーティストシグネチャーモデル(例:エリック・クラプトン仕様のフェンダー)も、専門知識なしでは適正価格がつきにくいです。
③専門性の高いニッチブランド
「バカラック」や「ヘイマー」などマイナーブランドは、総合店のスタッフが型番や特徴を把握していない場合があります。
手作りアコースティックギター(例:マーティン・オーダーメイド)は、市場相場の判断が難しいため不利益が生じやすいです。
④重大なダメージがある楽器
ネック反りが修正不可能なギターやボディに大規模な割れがあるものは、総合店で「ジャンク品」扱いされ数百円での買取となるケースがあります。
電子部品の基盤が腐食したエレキギターは、動作不良品として買取不可になる可能性が高いです。
⑤盗難品・模造品の疑いがあるギター
シリアルナンバーが削られた楽器や明らかなコピーモデルは法的に買取不可です。
偽造エピフォンなど、専門家でないと判別困難な模造品もトラブルの原因になります。
⑥メンテナンス歴が不明な中古品
修理歴を証明できないギターは、総合店で「状態不良」とみなされ減額要因になります。
ネック交換済みのヴィンテージモデルなど、改造済み楽器は専門店以外で正当評価されません。
【比較表】ハードオフ・セカンドストリートで売るギターの選択基準
ギターの特徴 | ハードオフ セカンドストリート向き |
楽器買取専門店向き |
---|---|---|
エントリーモデル (例:Squier Strat) |
◯ | △ (価格競争力劣る) |
ヴィンテージ/限定品 | × | ◎必須 |
カスタムオーダーギター | × | ◎必須 |
ジャンク品/故障品 | △ (低価格買取) |
× (引き取らない場合あり) |
「希少性」「高額性」「専門性」のいずれかを持つギターは、楽器専門買取店を利用すべきです。
確かに「ハードオフ」「セカンドストリート」などの総合店は「手軽さ」を優先する場合の選択肢と割り切り、高価品売却時は必ず楽器専門買取業者の査定を参考にしてください。
もし今の持ちのギターの価値が分からないのなら、一度楽器専門買取業者の査定を受けてみることをおすすめします。
おすすめ楽器専門買取業者は「楽器の買取屋さん」です。
ハードオフやセカンドストリートで売るべきギターの具体例
もしこんなギターを売るなら、「ハードオフ」や「セカンドストリート」などの総合リユースショップでもいいと思います。
- エントリー向け廉価モデル(新品価格5万円未満)
ヤマハ・Pacifica 012(中古相場1~1.5万円):日本製ではないが需要が安
スクワイア・Bullet Strat(中古相場1~2万円):初心者向けの定番モデル
アイバニーズ・GRXシリーズ(中古相場1~1.5万円):韓国製のロック向け入門機 - 中古市場で流通量の多い国産普及モデル
フェルナンデス・Revival**(中古相場3~5万円):日本製のストラト系定番
グレコ・SEシリーズ*(中古相場2~3万円):レスポール系のコスパモデル
エピフォン・Les Paul SL(中古相場1.5~2万円):中国製の超廉価版 - ジャンク品・軽微故障品
ネック反り修正可能なギター:ハードオフで500~3,000円査定例
PU(ピックアップ)単体故障品:部品価値で買取可能
塗装剥離あり演奏可能品:セカンドストリートでケース付き査定推奨 - 周辺機器とセット売却が有利なケース
10,000円以下のアンプ(例:BOSS Katana Mini)
多機能エフェクター(例:ZOOM G1X FOUR)
スタンド/ケーブル/チューナー:まとめ売りで総額アップ
「海外製高額モデルや専門性の高いギターは避け、手軽さを優先する」という観点で決めてください。
- 売るべきギター例
2015年製スクワイア(傷あり)+ アンプセット → セカンドストリートで総額5,000円程度 - 売るべきでない例ギター
1990年代フェンダーUSAストラト → 専門店で10~30万円査定可能
結論として、「5万円以下の普及モデル」「軽微故障品」「周辺機器セット」は「ハードオフ」「セカンドストリート」などの総合リユース店が最適です。
特にハードオフはジャンク品でも引き取る柔軟性があり、セカンドストリートはアプリ連動で高額査定が期待できます。
ただし、製造から10年以上経過したモデルや海外製高額品は、専門店との査定比較が必須です。
ハードオフやセカンドストリートでギターを売る際のメリットとデメリット**
「ハードオフ」や「セカンドストリート」など総合リユースショップの特性を踏まえ、具体的な利点と注意点を整理します。
ハードオフ・セカンドストリートでギターを売るメリット
- *全国規模の利便性
ハードオフは約850店舗(2024年現在)で展開し、店頭・出張・宅配買取から選択可能。
即日現金化が可能で、急な資金需要にも対応。 - 幅広い買取対象
ジャンク品や故障品でも部品価値で買取可能(例:PU単体故障のエレキギター)。
ノーブランド品の買取に積極的(他店で断られた場合の受け皿機能)。 - 付属品の柔軟性
ハードケースなしでも査定可能(ただしケース有無で査定額変動)。
アンプやエフェクターとセット売却で総額アップ。 - 買取方法の多様性
オファー買取アプリ**で全国店舗から最良価格を提。
楽器以外の不用品**(家電・家具)と同時売却可能。
ハードオフ・セカンドストリートでギターを売るデメリット
- 査定額の低さ
専門店比で30~50%安い傾向(例:フェンダー・メキシコ製ストラトで3~5万円)。
状態不良品は数百円査定(ネック反り修正可能品でも500~3,000円)。 - 専門知識の不足
スタッフの楽器知識にばらつきがあり、ヴィンテージモデルの誤評価リスク。
型番や生産年次の認識ミスによる査定額低下。 - 査定基準の不透明性
店舗ごとの価格差が顕著(例:同一モデルで5,000~1.5万円の差)。
付属品の有無で査定額が大幅変動(ケース有りで20~30%アップ)。 - 高額モデルの不向きさ
5万円超のギター**は専門店との査定比較が必須。
限定品やカスタムモデル**は部品分解評価されるリスク。
ハードオフの特徴・セカンドストリートの特徴 | 楽器買取専門店の特徴 | |
---|---|---|
査定額 | 低め(廉価モデル向き) | 高め(高額モデル向き) |
買取対象 | ジャンク品・ノーブランド品OK | 状態良好品・希少品のみ |
専門性 | スタッフの知識にばらつき | 楽器専門家が査定 |
即日現金化 | 可能(30分~1時間) | 店舗による(1~3日) |
「3万円以下の普及モデル」「ジャンク品」「周辺機器セット」にはハードオフやセカンドストリートが最適です。
一方で「ヴィンテージ」「カスタムモデル」「5万円超のギター」は、楽器専門買取店を活用すべきです。
ハードオフやセカンドストリートでギターを売る前に楽器専門業者の査定を受けてみては?
「このギター、高かったんだよなぁ」
そう感じながらも、いざ手放すことを考えたとき、ハードオフやセカンドストリートのような総合リユースショップが最初に頭に浮かぶ方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、もしお持ちのギターがそれなりの価格で購入されたものなら、これらの総合リユースショップに持ち込む前に、まずは楽器専門の買取業者に査定を依頼することを強くお勧めします。
その理由にはいくつかこんあものがあります。
①ギターへの専門知識の深さ
総合リユースショップは、衣類、家具、家電、本など、実に多種多様な商品を取り扱っています。
そのため、個々の分野に関する専門知識には限界がある場合があります。
特に楽器、それも特定のブランドやモデル、製造年などによって価値が大きく変わるギターとなると、その正確な価値を見極める専門知識を持つスタッフが常にいるとは限りません。
一方、楽器専門の買取業者は、文字通り楽器に関するプロフェッショナルです。
ギターのブランド、モデルごとの市場価値、製造年、希少性、さらにはパーツのオリジナル性や状態が買取価格にどう影響するかなど、詳細な知識を持っています。
②適正な価値評価
高価なギターには、単なる中古品としての価値だけでなく、ブランドの信頼性、そのモデルが持つ歴史、特定のアーティストの使用による影響、ヴィンテージとしての価値など、様々な要素が絡み合っています。
楽器専門業者であれば、これらの要素を総合的に判断し、そのギターが持つ本来の価値を正しく評価できます。
「ハードオフ」や「セカンドストリート」など総合リユースショップでは、汎用的な査定基準やマニュアルに基づいた査定になりがちです。
ですので、高価なギターの特別な価値が見過ごされ、安く見積もられてしまうリスクがあります。
③特化した販路
楽器専門の買取業者は、買い取った楽器を次に必要とする人々に届けるための独自の販路を持っています。
国内外のプレイヤー、コレクター、楽器店、修理業者など、彼らの顧客は楽器を探している人々です。
そのため、多少傷があったり、専門的な調整が必要なギターであっても、適切なメンテナンスを施して再販するノウハウや販路を持っています。
これにより、多少状態に難があっても買い取ってもらえる可能性が高く、またその状態に見合った適正な価格での買取が期待できます。
総合リユースショップの場合、楽器単体での専門的な販売力に限界があり、再販リスクを考慮して買取価格が抑えられがちです。
④カスタマイズや改造への理解
ギターはピックアップ交換やパーツ変更など、カスタマイズされている場合があります。
楽器専門業者であれば、そのカスタマイズがギターの価値にどう影響するか(プラスになるかマイナスになるか)を適切に判断できます。
「ハードオフ」や「セカンドストリート」など総合リユースショップでは、オリジナルの状態から変わっているというだけでマイナス評価になる可能性も否定できません。
「このギター、買った時は高かったんよなぁ」と感じるギターは、それだけ良い材が使われていたり、丁寧に作られていたり、あるいは希少価値があったりする可能性がありmす。
そうしたギターの価値を正しく見抜き、最大限に評価してくれるのは、やはり楽器を専門に扱っている業者です。
もちろん、お急ぎの場合や、とにかく手軽に売りたいという場合には、総合リユースショップも選択肢の一つです。
ただ大切なギター、特に思い入れがあり、それなりの価格で購入されたギターであれば、まずは楽器専門買取業者に査定を依頼し、そのギターが持つ本当の価値をプロに見てもらうことから始めるのが、賢明な選択と言えます。