
泣く泣く手放す愛機、
絶対に安値で買い叩かれたくないですよね。
急な出費でギターの売却を検討する際、一番気になるのが『購入額の何割で売れるのか?』という買取相場の実態です。
実は、知識がないまま査定に出すと、本来の価値より数万円も損をしてしまうケースは珍しくありません。
この記事では、25万円のギブソンを例に、リアルな買取相場(掛け率)と業者に足元を見られないための査定ポイントを徹底解説します。
大切な相棒を適正価格で手放し、後悔のない取引にするための知識を今すぐチェックしましょう。」
ギターの買取価格は売値は何割?

ギターの買取価格(業者があなたから買い取る価格)は、そのギターがお店で中古品として販売される価格(売値)の「5割〜7割」が一般的な目安です。
業界の構造を踏まえ、数字の目安と高値で売るためのポイントを整理しました。
【結論】買取価格の相場目安
業者がそのギターを「いくらで店に並べる予定か?(中古販売価格)」によって、あなたの手取り額が決まります。
| 基準となる価格 | 買取価格の目安 | 具体例 |
|---|---|---|
| 中古販売価格に対し | 5割 〜 7割 | 店頭で10万円で売られるなら、 5万〜7万円で買取 |
| 新品定価に対し | 2割 〜 4割 | 新品20万円で買ったなら、 4万〜8万円で買取 |
※人気モデルや楽器専門店の場合は7割に近づき、不人気モデルやリサイクルショップの場合は5割以下になる傾向があります。
なぜ「売値の5〜7割」なのか?(内訳)
楽器店は買い取ったギターをメンテナンスし、在庫リスクを負って販売します。
そのため、中古販売価格(売値)から以下の経費を引いた残りが、買取価格となります。
- 3割〜5割(店の利益・経費)
人件費、家賃、調整・修理費(弦交換やクリーニング)、売れ残るリスクなど - 5割〜7割(買取価格)
修理が不要なほど状態が良いギターや、すぐに売れる人気モデル(Gibson, Fenderなど)は、店側のリスクや経費が減るため、買取価格の割合が高く(7割近くに)なります。
まずは、お持ちのギターのモデル名で「(モデル名) 中古」と検索し、市場でいくらで売られているか確認してみることをおすすめします。
その金額の6割を計算すれば、かなり正確な買取予想額が出せます。
ギターの買取価格は買った金額の何割?相場を徹底解説

ギターの買取価格は、購入価格の30~60%が一般的な相場です。
ギブソンなどの人気ブランドであれば40~60%、
ノーブランドや安価なモデルでは10~30%程度
になります。
3年前に25万円で購入したギブソンなら、状態が良ければ10万~15万円前後での買取が期待できるでしょう。
一般的な買取相場は購入価格の30~60%が目安
ギター買取の基本相場は、新品購入価格の30~60%の範囲に収まります。
この割合は、ギターの状態や人気度によって大きく変動するのが特徴です。
ブランド別の買取相場の目安は以下の通りです。
- 高級ブランド(ギブソン、フェンダーUSAなど)
40~60% - 中堅ブランド(フェンダージャパン、アイバニーズなど)
30~50% - エントリーモデル(スクワイヤ、エピフォンなど)
20~40% - ノーブランド・安価モデル
10~30%
ブランド価値が高いほど買取相場も高くなる傾向があります。
ギブソンやフェンダーのUSA製モデルは中古市場での需要が高く、状態次第では購入価格の半額以上で売却できるケースも珍しくありません。
一方、量産型のエントリーモデルは供給過多のため、買取価格が低めに設定されます。
※フェンダージャパンなどの一部モデルは、生産終了や海外人気により購入価格に近い高値がつくケースもあります。
同社のデータによると、ギブソンやフェンダーなどの高級ブランドは購入価格の40~60%での買取が多く、状態が良好なモデルでは更に高値がつくケースもあります。
▶楽器の買取屋さん
【実例公開】25万円のギブソンは実際いくらで売れる?
25万円で購入したギブソンは、10万~15万円での買取が現実的な相場です。
これは購入価格の40~60%に相当し、高級ブランドとしては標準的な買取率になります。
具体的な査定例を見てみましょう。
レスポールスタンダードを25万円で購入し3年使用した場合、付属品完備で目立つ傷がなければ12万~14万円の査定が期待できます。
同じモデルでもケースや保証書がない場合は9万~11万円程度に下がるでしょう。
専門買取店とハードオフでは2万~3万円の差が出ることもあります。
査定額に幅が出る理由は、買取店によって評価基準や販売ルートが異なるためです。
ギター専門店は中古市場での適正価格を熟知しており、人気モデルには高値をつける傾向があります。
一方、総合リサイクル店は在庫リスクを考慮して控えめな査定になりがちです。
購入から3年経過したギターの買取相場の実態
購入から3年経過したギターは、新品時の価値から大きく目減りしています。
しかし、適切に保管していれば想像以上の価格で売却できる可能性があるのです。
3年経過したギターの価値低下は、
最初の1年で20~30%、
その後は年間5~10%程度が目安となります。
つまり25万円のギブソンなら、
1年後で17万~20万円、
3年後で13万~17万円程度
の価値が残っている計算です。
ただし、これはあくまで状態が良好な場合の話であり、傷や汚れがあれば更に10~20%下がります。
経年による価値低下を抑えるポイントは保管環境です。
湿度管理されたケース内で保管し、定期的に弦を緩めてネックへの負担を減らしていれば、3年経過しても高値での売却が可能になります。
逆に、直射日光の当たる場所や湿度の高い環境に放置していた場合、塗装の劣化やネックの反りが発生し、査定額が大幅に下がるでしょう。
10万円のギターはいくらで売れる?価格帯別の相場表
10万円で購入したギターの買取相場は3万~6万円、
つまり購入価格の30~60%が目安です。
価格帯によって買取率が変わるため、自分のギターがどの範囲に該当するか確認しましょう。
価格帯別の買取相場は以下の通りです。
- 5万円以下のギター
購入価格の20~40%(1万~2万円程度) - 5万~10万円のギター
購入価格の30~50%(2万~5万円程度) - 10万~20万円のギター
購入価格の35~55%(4万~11万円程度) - 20万~30万円のギター
購入価格の40~60%(8万~18万円程度) - 30万円以上のギター
購入価格の45~65%(状態次第でそれ以上も)
価格帯が上がるほど買取率も高くなる傾向があります。
高価格帯のギターは希少性やブランド価値が評価されるためです。
また、10万円のフェンダージャパン製ストラトキャスターと10万円のノーブランドギターでは、前者の方が確実に高値で売れます。
ブランドの知名度と中古市場での流通実績が、買取価格を大きく左右するのです。
こちらの記事も参考にしてください。
ギターの売値は何割?がわかれば安く買い叩かれない

買取店によって査定額に10~30%の差が出るのは珍しくありません。
専門店と総合リサイクル店では評価基準が根本的に異なるため、同じギターでも数万円の差が生まれます。
事前に査定の仕組みを理解しておけば、安く買い叩かれるリスクを大幅に減らせるでしょう。
買取店によって査定額の差が生まれる3つの理由
査定額に差が出る最大の理由は、各店舗の販売ルートと在庫リスクの考え方が異なるためです。
同じギターでも、専門店とリサイクル店では2万~5万円の差が出ることもあります。
3つの主な理由を説明します。
専門店は楽器に特化した販売チャネルを持ち、適正価格で売り切る自信があるため高値をつけられます。
総合リサイクル店は楽器の知識が浅く、売れ残りリスクを恐れて低めの査定になりがちです。
さらに、買取後の修理・メンテナンス体制の有無も価格差の要因となります。
在庫回転率も重要な要素です。
専門店は常連客や楽器コレクターとのネットワークを持ち、高額ギターでも比較的早く売却できます。
一方、ハードオフやセカンドストリートでは楽器専門の購入者層が限られるため、長期在庫のリスクを査定額に反映させるのです。
この構造的な違いが、同じギターでも店舗によって大きな価格差を生む根本原因になっています。
ハードオフとセカンドストリートの査定基準の違い
ハードオフとセカンドストリートは、どちらも総合リサイクル店ですが査定アプローチが異なります。
ハードオフは独自の査定システムで機械的に価格を算出し、セカンドストリートは衣類中心の店舗展開のため楽器査定は補助的な位置づけです。
ハードオフの特徴は、全国統一の査定マニュアルに基づいた比較的明確な基準があることです。
ブランド名とモデル、製造年、状態をチェックリストで確認し、減額方式で最終価格を決定します。
査定スピードが速い反面、個別のプレミア価値や人気の変動を反映しにくい弱点があります。
結果として、人気モデルでも相場より低めの査定になるケースが多いでしょう。
セカンドストリートは店舗によって楽器の取扱量に差があります。
楽器専門スタッフがいる店舗なら適正価格に近い査定が期待できますが、衣類中心の店舗では相場を把握していないこともあるのです。
両店とも専門買取店より10~30%程度低い査定額になる傾向があるため、高額ギターを売る際は必ず専門店との相見積もりをおすすめします。
専門買取店が高値をつけられる理由とは
ギター専門買取店が高値をつけられる理由は、楽器市場の知識と独自の販売網を持っているためです。
一般的なリサイクル店より20~40%高い査定額を提示できるケースも珍しくありません。
専門店の強みは3つあります。
中古楽器市場の相場を常に把握しており、人気モデルの価値を正確に評価できること。
自社ECサイトや楽器店との提携により、高額でも確実に販売できるルートを確保していること。
そして、買取後の簡易メンテナンスやセットアップを自社で行えるため、コストを抑えながら商品価値を高められることです。
さらに専門店は、マニアックなモデルやヴィンテージギターの価値も理解しています。
総合リサイクル店では「古いギター」として低評価されるモデルでも、専門店なら希少価値を認めて高値をつけることがあるのです。
25万円のギブソンなら、専門店とハードオフで3万~5万円の差が出る可能性が高いでしょう。
時間に余裕があるなら、必ず専門店での査定を含めることをおすすめします。
事前査定で相場を把握する具体的な方法
事前査定で相場を把握しておけば、不当に安い査定を見抜けます。
店舗に行く前に、3つの方法で自分のギターの相場をチェックしましょう。
最も簡単なのは、オンライン査定サービスの活用です。
写真と情報を送るだけで、24時間以内に概算価格を教えてくれる買取店が増えています。
複数の専門店(イシバシ楽器、クロサワ楽器、楽器の買取屋さんなど)のLINE査定を利用すれば、10分程度で3~5社の見積もりが集まります。
この時点で最高額と最低額の差を把握できるでしょう。
次に、フリマアプリやヤフオクで同じモデルの販売価格を調べます。
メルカリで「ギブソン レスポール 2022年製」などと検索し、売却済み商品の価格を確認してください。
店舗買取は販売価格の60~70%程度が相場なので、フリマでの販売価格から逆算すれば妥当な買取額が見えてきます。
この下準備により、店舗で提示された査定額が適正かどうか即座に判断できるようになるのです。
査定額が変わる!高く売るための準備と買取価格を下げる要因

付属品の有無だけで査定額が10~20%変動します。
簡単な清掃で見た目の印象を上げることも重要なポイントです。
しかし、間違ったメンテナンスで逆に価値を下げてしまう人も少なくありません。
査定前に正しい準備をすれば、数万円の差が生まれるでしょう。
高額査定に必須!付属品チェックリスト
付属品の有無は査定額に直結します。
25万円のギブソンなら、付属品完備と欠品では2万~5万円の差が出ることもあるのです。
高額査定に必要な付属品は以下の通りです。
- ハードケース
購入時のオリジナルケースがあれば+5~15% - 保証書・購入証明書
正規品の証明として+3~8% - トラスロッドレンチ・工具類
+2~5% - 取扱説明書・タグ類
+1~3% - ピックアップカバーなどの外した純正パーツ
+2~5%
特にハードケースの有無は査定への影響が大きいです。
ギブソンの純正ハードケースは単体でも1万~2万円の価値があります。
ソフトケースや他社製ケースで代用している場合は、査定で大幅な減額対象となるでしょう。
保証書は正規輸入品の証明となり、偽物や並行輸入品との区別に役立ちます。
これらの付属品は普段使わなくても、売却時まで大切に保管しておくことが重要です。
査定前にやるべき簡単メンテナンス【5分でできる】
査定前の5分間メンテナンスで、見た目の印象が大きく変わります。
第一印象が良ければ、査定士も「大切に使われていた」と判断し、プラス評価につながるのです。
簡単にできるメンテナンスを紹介します。
柔らかい布でボディ全体を乾拭きし、指紋や汚れを落としましょう。
フレットの汚れは消しゴムタイプのクリーナーで軽く擦れば綺麗になります。
弦は錆びていたら新品に張り替えると印象が良くなりますが、無理に交換する必要はありません。
ただし、やりすぎは禁物です。
研磨剤入りのクリーナーでゴシゴシ擦ると塗装を傷める恐れがあります。
ネジの締め直しやトラスロッドの調整は、知識がなければ触らない方が安全です。
「綺麗にしよう」という気持ちが裏目に出て、かえって価値を下げてしまうケースもあるので注意してください。
あくまで表面的な清掃にとどめ、内部調整は専門家に任せるのが賢明です。
査定額を下げる5つのNG行動(傷・改造・弦外しなど)
査定額を下げる行動を知っておけば、売却前の失敗を防げます。
良かれと思ってやったことが、実は大幅減額の原因になっているケースが多いのです。
査定額を下げる5つのNG行動は以下の通りです。
- 改造・パーツ交換
純正パーツでない場合、10~30%の減額対象 - 弦を全て外した状態で持ち込む
ネックの状態確認ができず減額 - シールやステッカーを貼る
剥がした跡が残れば大幅減額 - 自己流の調整・修理
素人修理は価値を下げる要因に - 塗装の上塗り・リフィニッシュ
オリジナル状態でない場合は大幅減額
特に改造は要注意です。
ピックアップやペグを交換していても、純正パーツが揃っていれば減額幅を抑えられます。
しかし純正パーツを紛失している場合、査定額が20~40%下がることもあります。
また、弦を外した状態での持ち込みも避けてください。
査定士はネックの反りや弦高を確認したいため、弦がないと正確な評価ができず、安全のため低めの査定になります。
「綺麗にしよう」という善意の行動が裏目に出ないよう、現状維持を心がけましょう。
弦を全て外して査定に出し、大幅減額されたケース。
弦がないとサウンドチェックができず、ピックアップの故障やガリノイズなどの不具合を確認できません。
そのため、査定士は安全のためジャンク品扱いせざるを得なくなります。
【対処法】
最低限の動作確認ができる状態で査定に出すこと。
1本だけ弦が切れている場合も同様にマイナス評価となるため、査定前に全弦を張っておきましょう。
ギブソンを高く売るために確認すべき状態とポイント
ギブソンを高く売るには、ブランド特有の価値ポイントを理解することが重要です。
一般的なギターとは異なる評価基準があり、それを押さえておけば査定交渉も有利に進められます。
ギブソンで特に重視される4つのポイントがあります。
製造年とシリアルナンバーの確認です。
USA製か海外製か?
どの工場で作られたか?
で価値が大きく変わります。
また、ネックの状態も重要で、レスポールは特にヘッド折れの履歴がないか厳しくチェックされます。
塗装の状態では、ニトロセルロースラッカー塗装の経年変化は「味」として評価されますが、深い傷や塗装剥がれは減額対象です。
さらに、購入時期と市場価格の変動も把握しておきましょう。
2022年以降のギブソンは価格改定で新品価格が上昇しており、中古相場も連動して高くなっています。
3年前に25万円で購入したモデルが、現在の新品価格では30万円以上になっているケースもあるのです。
この場合、買取相場も当時より上がっている可能性があります。
査定時に「現在の新品価格は○○円です」と伝えれば、査定士も最新相場を考慮してくれるでしょう。
ギターを売るならどこがいい?買取方法と店舗タイプ別比較

急いで現金化したい場合は店舗買取が最短即日で可能です。
高額査定を狙うなら専門買取店で複数見積もりを取るのが鉄則になります。
フリマアプリは手間はかかりますが、最も高値で売れる可能性があります。
※ただし、フリマアプリでは個人間のトラブルも多いので気を付けてください。
(出典:東京新聞「中古ギターの値段が爆上がりしている」2024年4月30日、URL: )。
この背景には希少木材の伐採規制や為替変動があり、購入時より高値で売却できる可能性もあるのです。
それぞれの特徴を理解し、自分の状況に合った売却方法を選ぶことが大切です。
「ギター売るならどこがいい?」そんな疑問に徹底回答!ギター専門店・フリマアプリ・リサイクルショップなど、売却方法ごとのメリット・デメリットや高く売るコツをわかりやすく解説。あなたのギターに最適な売り方がきっと見つかります。
【比較表付き】専門店・リサイクル店・フリマの特徴まとめ
売却方法によって、買取価格・スピード・手間が大きく異なります。
25万円のギブソンを例に、各方法の違いを比較してみましょう。
【買取方法別の比較表】
| ギター専門買取店 | 買取価格10万~15万円 即日~3日 手間は少ない メリットは高額査定・安心感 デメリットは店舗数が少ない |
|---|---|
| 総合リサイクル店 | 買取価格8万~12万円 即日 手間は最小 メリットは手軽さ・店舗数多い デメリットは査定額が低め |
| フリマアプリ | 販売価格15万~18万円 1週間~1ヶ月 手間は大きい メリットは最高値が期待できる デメリットは売れるまで時間・トラブルリスク |
| 楽器店の委託販売 | 販売価格16万~20万円 2週間~2ヶ月 手間は中程度 メリットは専門店の販売力 デメリットは手数料20~25%・時間がかかる |
専門店は査定の信頼性が高く、不当な買い叩きのリスクが低いのが魅力です。
リサイクル店は査定額が低めですが、思い立ったらすぐ売却できる手軽さがあります。
フリマアプリは最も高値で売れる可能性がありますが、梱包・発送の手間や購入者とのやり取りが必要です。
急な出費で今すぐ現金が必要なら専門店の店舗買取、時間に余裕があり最高値を狙うならフリマアプリと使い分けましょう。
急な出費で即日現金化したい時のおすすめ売却先
即日現金化を最優先するなら、店舗買取一択です。
専門買取店の多くは査定から支払いまで1時間程度で完了します。
即日現金化できる主な買取店を紹介します。
イシバシ楽器やクロサワ楽器などの大手チェーンは、全国に店舗があり即日買取に対応しています。
「楽器の買取屋さん」は出張買取も当日対応可能で、自宅にいながら現金化できるのが便利です。
ハードオフやセカンドストリートも即日買取可能ですが、査定額は専門店より2万~5万円低くなる可能性があります。
私のおすすめは「楽器の買取屋さん」です。
注意点として、本人確認書類の持参が必須です。
運転免許証やマイナンバーカードなど、顔写真付きの身分証明書を忘れると買取できません。
また、即日現金化を急ぐあまり最初の店で即決するのは避けましょう。
可能であれば同日中に2~3店舗回り、最高額を提示した店で売却するのが賢明です。
1時間の比較で数万円の差が出ることもあるため、急いでいても複数店舗での査定をおすすめします。
相見積もりで適正価格を見極める手順【損しない交渉術】
相見積もりは、安く買い叩かれないための最強の武器です。
複数店舗の査定額を比較すれば、適正価格が見えてきます。
相見積もりの効果的な手順を説明します。
まず、オンライン査定で3~5社から概算を取得しましょう。
この時点で最高額と最低額の差が3万円以上あれば、店舗による価格差が大きいと判断できます。
次に、上位2~3社に実物を持ち込んで正式査定を受けてください。
この際、他店の査定額を伝えるのは効果的です。
交渉のコツは、最初から「他店では○○円でした」と具体額を出すことです。
多くの買取店は競合他社の価格を意識しており、上乗せ査定してくれる可能性があります。
ただし、極端に高い金額を持ち出すと信頼性を疑われるので、実際の査定額を正確に伝えてください。
「A店では12万円、B店では13万5千円でした」と具体的に言えば、査定士も真剣に検討してくれます。
この方法で、最初の提示額より1万~3万円アップするケースも珍しくないのです。
オンライン査定とLINE査定を活用した賢い売り方
オンライン査定とLINE査定を活用すれば、自宅にいながら相場を把握できます。
店舗に行く前に複数社の見積もりを集めることで、時間と労力を大幅に節約できるのです。
主要な買取店のオンライン査定サービスを紹介します。
イシバシ楽器の「オンライン査定」は、写真とモデル情報を送信すれば24時間以内に概算価格を回答してくれます。
クロサワ楽器の「LINE査定」は、LINEで友達登録後、写真を送るだけで手軽に査定可能です。
「楽器の買取屋さん」の「Web査定」は、専門スタッフが詳細に評価してくれると評判になっています。
私のおすすめは「楽器の買取屋さん」です。
効率的な使い方として、同じ写真を複数の買取店に送りましょう。
全体写真・正面・背面・ヘッド部分・傷や汚れのアップの5枚セットを用意しておけば、どの店舗でもスムーズに査定してもらえます。
概算査定の結果、最高額を提示した店舗に実物を持ち込むか出張買取を依頼すれば、無駄な移動時間を削減できます。
オンライン査定は概算なので、実物査定で±10%程度の変動がある点は理解しておいてください。






